JUST A GIGOLO

1978年製作/西ドイツ
原題:Just a Gigolo
配給:テレキャスジャパン

監督:David Hemmings(デヴィッド・ヘミングス)

脚本:ジョシュア・シンクレア

撮影:チャーリー・ステインバーガー

衣装:イングリット・ツォーレ

Cast

Cast overview, first billed only:
David Bowie David Bowie Paul Ambrosius von Przygodski
Sydne Rome Sydne Rome Cilly
Kim Novak Kim Novak Helga von Kaiserling
David Hemmings David Hemmings Captain Hermann Kraft
Maria Schell Maria Schell Pauls Mutti Frau von Przygodski
Curd Jürgens Curd Jürgens Prince
Erika Pluhar Erika Pluhar Eva
Hilde Weissner Hilde Weissner Aunt Hilda
Werner Pochath Werner Pochath Otto
Marlene Dietrich Marlene Dietrich Baroness von Semering
Rudolf Schündler Rudolf Schündler Oberst Gustav von Przygodski
Evelyn Künneke Evelyn Künneke Frau Aeckerle (as Evelyn Künnecke)
Friedhelm Lehmann Friedhelm Lehmann Major Alexander von Müller
Karin Hardt Karin Hardt Frau Uexkull
Rainer Hunold Rainer Hunold Lothar

Request from…

 

コエボンラジオをお聴きのみなさん、こんばんは。オノユリの映画の話をしましょうよのお時間です。本日お話しする映画は、リクエストをいただきました『Just A GIGOLO』です。武志さん、お聴きでしょうか?

『東京で一人暮らしして、何かと粋がっていた若い自分に

渋谷パルコの小さな劇場で、なぜか一人っきりで見た記憶が有ります。

大戦間の時代のベルリンで、デビットボウイ演じる貴族出身の青年将校が

生活の糧のためジゴロとなり、堕ちていく姿が

退廃的な映像のなかで際立って美しく感じたことを覚えています。

マレーネ・ディートリッヒの唄う同名の唄がまた切なく心に響きました。

当時、ボウイには似ても似つかない自分が、

ほんの少しだけ似たようなことをしていたこともあり…

余計に心に残っているのだと思います。

今はただ気恥ずかしさと後悔ばかりの想い出でございますが…。

もしご検討いただけましたら、幸甚(こうじん)でございます。』

武志さん、リクエストありがとうございます。

JUST A GIGOLO

1978年製作/西ドイツ
原題:Just a Gigolo
配給:テレキャスジャパン

監督:David Hemmings(デヴィッド・ヘミングス)

脚本:ジョシュア・シンクレア

撮影:チャーリー・ステインバーガー

衣装:イングリット・ツォーレ

STORY of JUST A GIGOLO

第一次大戦で負傷したポール(デヴィッド・ボウイ)は故郷ベルリンに帰ってきた。終戦後のドイツは貧困と享楽が奇妙に混在しており、その中で再会した昔の知人たちも大きな変貌を遂げていた。ポールは、やがてジゴロたちが集まるバー ”エデン” の経営者セマリング少佐(マレーネ・ディートリッヒ)に出会う。その日から、”エデン” で働くようになったポールは、金持ちの中年女ヘルガ(キム・ノヴァック)のジゴロになる・・・。

『永遠のロック・スター』デヴィッド・ボウイ、そして本作が遺作となった伝説の映画女優マレーネ・ディートリッヒが競演。監督には「欲望」「サスペリア2」で、魅力的な主人公を演じた個性派俳優デヴィッド・ヘミングス。秘密結社の男としても不気味な存在感を見せている。

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1978年の映画なので、このラジオ「オノユリの映画の話をしましょうよ」 で何度かご紹介しております黒澤明監督の『七人の侍』が1954年公開の映画である事を踏まえると、そこまで印象として古い映画という意識がわたしのなかではなかったんですね。ですが、やはり西ドイツ製作と聞くと、1990年10月3日のドイツ統一前の重みを感じます。今年で丁度30年だったんですね。こうして映画から世界の歴史を振り返るのは単純に面白いなぁと思うので、勉強が苦手だったあの頃の自分に教えてあげたいですね。

デヴィッド・ヘミングス監督『JUST A GIGOLO』には、わたしの知る限りではドイツ版と英語版なのか、イギリス版かな?とも思うのですが、ヴァージョンが2種類がありまして、どちらも観賞いたしました。最初にドイツ版を観賞したところ、絵の美しさが素晴らしくて、デヴィッド・ボウイがとてもとても美しくて見惚れたのですが、正直物凄く想像力を働かせないと話の内容についていけませんでした。色々な解説や感想を探して読んでみたのですが、みなさん凄いな…なんて理解力なんだ…とちょっと打ちひしがれたのですが、もう一度観賞すればきっともっと理解できる筈!と前向きに考え、せっかくなので English Version を観賞したところ、違う映画なんじゃないか…と思うほど異なっておりました。これは、新たな発見です。国によって恐らく制限などがあるので、編集が随分違うんです。想像するとわかりやすいかなと思うのが、中国やインドは恐らく日本で公開される映画と同じ映画でも随分異なる印象になるのではないか?と思うのです。で、デヴィッド・ヘミングス監督『JUST A GIGOLO』のEnglish Versionを観賞したおかげで、大変楽しい時間を再び味わうことができました。今度は、映画の絵の色も全然違うので、本当に映画2本分楽しみましたね。

ドイツ版は、美しい映像を楽しみたい場合で、English版は話の内容に対する理解を深めたい場合におすすめです。ドイツ版では、デヴィッド・ボウイが病院にいたというセリフをいうので、病院にいたの?知らなかったなぁ。と物語を自分の中で組み立てる作業があったのですが、English版では、デヴィッド・ボウイが病院にいる面白シーンがあります。

デヴィッド・ヘミングス監督『JUST A GIGOLO』に登場する主人公を演じるデヴィッド・ボウイ。彼は第一次世界大戦終了間際に、フランスへ派遣されます。戦地で物怖じをしない彼は、怖いもの知らずというよりも、世間知らず、と言うか、戦地にいる自覚があるのかすら分からない、フレッシュな若者。例えるなら、真新しいスーツか制服を着た新卒のフレッシュな社会人。右も左も分からないけれど、彼は分からないと言うことも、分かっていない。そんな雰囲気です。そして戦地に到着しすぐに終戦を迎えます。しかし、終戦を信じない大尉(上司)と共に砲撃にあい、なぜかデビッド・ボウイは1人フランスの病院でフランス人と間違われ手当てを受けてからベルリンへ帰ります。この時に、フランス人に物凄い怒られるんです。「我々のパンを食べ、ミルクを飲み、我々のベッドで我々の枕を使って寝て、英雄気取りで女にモテやがって!」と。これはもう、無意識の中にあるデビッド・ボウイ演じるポールの性質なんですよね。意識なく運び込まれても美しいフランスの看護婦さんが献身的に介護をしているんですから。

そして、ポールは実家へ帰り、敗戦国の現状を知るのです。不自由なく生きてきた生活は変わり果て、家族が一生懸命生きていくために生計を立てているのを知ります。働きに出たことのない母が働いている ハンマーム、トルコや周辺地域の伝統的な公衆浴場のことで、日本で言う高級な銭湯やスパに近いイメージのような場所で、ポールも働き始めます。が、慣れないし合わない。そこで大きなビール瓶の着ぐるみを着用する仕事に着きますが、あまりよろしくない。挙げ句の果てに「昔に戻ると思う?」と生きる為に身体を売っている美しい女性にたずね、「いいえ」と明言されます。

まだポールの足は地面についていないことが伝わってきます。ポールはあくまで純粋で、洗脳されやすく、大佐であった父への憧れと戦地へ行った事を誇りたい自分とが自分の中にしっかりと核となって存在しています。だからこそ、どの仕事に就くにしてもなんとなく流されて仕事に就き、自分に合わず、また仕事の方もポールとは合わず、気づけばまた流されていくのです。

そして巡り逢ったのがジゴロたちが集まるバー『エデン』の経営者マレーネ・ディートリッヒ演じるセマリング少佐。ポールに潜在する性質を見抜き、一流のジゴロへと導いていくのです…。

このマレーネ・ディートリッヒの唄う”JUST A GIGOLO”があまりに良くて、染み入ります。

たかがジゴロ どこでも皆が知っている ダンスを売り ロマンスを売り 毎夜誰かを泣かす いつの日か若さが去ると 人はなんて言うだろう 決まっているさ たかがジゴロ

この映画デヴィッド・ヘミングス監督『JUST A GIGOLO』には、美女がたくさん出て来ます。デヴィッド・ボウイ演じるポールの周りに登場する美女たちは、みんな美しく、芯がしっかりあって、地に足をしっかりつけてたくましく敗戦後のドイツを生きています。そこに美しいポールがやってきて、美女の心の中も波が立つのですが、それでも彼に惑わされるのほんのひと時。彼女たちにとってはポールはジゴロとして生きる前から、彼を少し利用してそしてまた前へ進む、なぜかそういった関係となってしまうのです。

物語のどこをとっても、ジゴロである美しきデヴィッド・ボウイ演じるポール。しかし、ジゴロとして生き始めても彼の心の中には純粋な大佐であった父への憧れと戦地へ行った事を誇りたい自分がいる事で、葛藤があり、ここでようやく地に足のついた人間ポールをみたおもいがしました。どのような仕事でも、仕事をする事で、人間が成長し自己が確立されていくのではないでしょうか?

尾のしっかり切れていない第1次世界大戦の大きくなって行く戦争の影、第2次世界大戦へ突入していくその影は、段々とナチスを形作り始め、そして銃撃戦に巻き込まれたポールは、その生涯をナチスの英雄として終えるのでした。

武志さん、デヴィッド・ヘミングス監督『JUST A GIGOLO』を観賞して、わたしはどんな感想をもったでしょう?わたしの物語じゃないかと思いました。この美しい青年デヴィッド・ボウイには似ても似つきませんが、地に足のつかないポールが自分の事のように感じました。だからこそ、現実と理想の狭間で葛藤するポールに救われもしたのです。自分自身が、どのような形でもきっと彼のように成長し生きて、この映画に登場する美女たちのように強い女性になるんだと、少し希望を抱けました。

武志さんにとっては、マレーネ・ディートリッヒが唄う『JUST A GIGOLO』(たかがジゴロ)のように想われる思い出も、目線が変われば救いにもなります。

どうか、このラジオをきっかけに少しでも思い出が美しい角度から見えるようになります様に。

リクエストありがとうございました。

ではまた来週、映画の話をしましょうね。

オノユリでした

ヒュービーのハロウィーン

2020年製作/102分/アメリカ
原題:Hubie Halloween

監督:スティーブン・ブリル

Cast

Cast overview, first billed only:
Adam Sandler Adam Sandler アダム・サンドラー Hubie Dubois
Kevin James Kevin James Sgt. Steve Downey
Julie Bowen Julie Bowen ジュリー・ボーウェン Violet Valentine
Ray Liotta Ray Liotta Mr. Landolfa
Steve Buscemi Steve Buscemi スティーブ・ブシェミ Walter Lambert
Rob Schneider Rob Schneider Richie Hartman
Maya Rudolph Maya Rudolph Mrs. Hennessey
Tim Meadows Tim Meadows Mr. Lester Hennessey
Michael Chiklis Michael Chiklis Father Dave
June Squibb June Squibb Hubie’s Mom
George Wallace George Wallace Mayor Benson
Kenan Thompson Kenan Thompson Sgt. Blake
Shaquille O'Neal Shaquille O’Neal シャキール・オニール

元プロバスケットボール選手

DJ Aurora
Ben Stiller Ben Stiller ベン・スティラー Orderly Hal
Jackie Sandler Jackie Sandler Tracy Phillips

コエボンラジオをお聴きのみなさん、こんばんは。

オノユリの映画の話をしましょうよ のお時間です。

寒い!ですね。暗くなるのも早いし・・・あっという間に季節がかわって寒くなって・・・みなさん大丈夫ですか?今日はですね、今年の10月にピッタリな映画のお話をしようと思っておりますので、一緒に思いっきり楽しんで下さいね。

では、本日の映画の話をしましょうよ・・・の前に!とびっきりのお話をひとつ。

もう、どれくらいになるでしょう?

確か、8月の終わりのことでした。

コエボンラジオの放送後、お話した映画にまつわる面白いトリビアがあったので、聞き逃した方にもご紹介したいと、SNS上にも記載し、最後にこんな言葉を書き込みました。

ひとつの(海外の)映画作品がきっかけで、調べて出会った歴史の中に、日本も存在していて、その時その場所にみんな平和への願いを抱いて、必死に汗かいていたんだろうな…とひとりで世界に浸っていたわけです😊
また来週、どんなお話しが出来るか楽しみです。
オノユリ
⭐️来週以降 オノユリの映画の話をしましょうよ でテーマにして欲しい映画があればリクエスト下さい。一緒にご理由も教えていただけると嬉しいです!
その時は、こんなに手間取るとは思いもしていませんでした。すぐにリクエストのメールをいただき、喜び勇んで意気揚々と作品を探して、早々と ぶち当たった壁。
『Just A Gigolo』
単純に、映画が見つけられなかったのです。
便利になった世の中に、すっかりあぐらをかいてしまっていたわたし。
あらゆる配信サイトで見つけられず、日本で最も作品を置いているとうたったレンタル店でも見つからず、呼びかけども呼びかけどもなんら手応えはなく。どこぞの映画コレクターの富豪と知り合いにならないと見つからないかもしれないな・・・と諦めかけた頃。
「見つけました。
手配しますので、少しお時間頂けますか?」
震えました。「まだわからないのだから、手元に届くまでは、冷静に。冷静に!」自分に言い聞かせながらも、SNSのコメントで入ったメッセージへの返信は、全くもって冷静さを欠いたものでした。相手を呼び捨てにし、一言
「え?え!?」
お、お恥ずかしい・・・
その後、担当者宛にご丁寧なメールをいただき、なんと現在わたくしオノユリの手元に、DVDが届いたのです。
『Just A Gigolo』
わたしを誘惑して、惑わせ、手の上で転がされるような数週間でした。
ジゴロな映画ねぇ。
近々、この映画のお話をしっかりさせていただきますので、お楽しみにしていてくださいませ。お探しくださった方、気に留めてくださった方、そして誰よりもリクエストを下さった方、DVDを送ってくださった方、本当にありがとうございます。わたくし、オノユリはあなた方に支えられてなるべくジゴロに生きています。
では、本日の映画の話をしましょうね。

『ヒュービーのハロウィーン』

2020年製作/102分/アメリカ
原題:Hubie Halloween

監督:スティーブン・ブリル

10月7日公開が始まりました、Neflix 映画です。

出演者には主演のアダム・サンドラーの他、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)のノア・シュナップ、『俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル』(1996)のジュリー・ボーウェン、『グッド・フェローズ』(1990)のレイ・リオッタ、『レザボア・ドッグス』(1992)のスティーヴ・ブシェミ、『ピクセル』(2015)のケヴィン・ジェームズ、『インヒアレント・ヴァイス』(2014)のマーヤ・ルドルフなどが名を連ねています。監督は『ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』(2016)のスティーヴン・ブリル、脚本は『ピクセル』のティム・ハーリヒーがアダム・サンドラーと共同執筆した作品です。

STORY

地元マサチューセッツ州セーラムの町と、その有名なハロウィーンのお祭りをこよなく愛するヒュービー・デュボワは、町のみんなの笑い者。ところが、今年のハロウィーンには何やらおどろおどろしい雰囲気が漂い、なんとヒュービーが町を救うヒーローに!?

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スティーブン・ブリル監督『Hubie Halloween』は、アダム・サンドラー主演の、アメリカのおバカな どコメディ映画です。中々日本では受け入れられないジャンルではないかと個人的に思っております。思っているのですが・・・わたしオノユリがアメリカに渡米して、なぜかすぐにハマったジャンルでもあります。わたしは郷に入ったら郷に従え感が強めの人間なのかもしれませんが。元々は、あまりアメリカのおバカなコメディは好んで鑑賞しませんでした。渡米してからは、もう勉強と生活のためもあり、食い入る様に見て、アメリカ人と笑ってを繰り返すうちに、自分の中に新しい笑いのツボが芽生えたのかなぁと思っております。

アダム・サンドラー作品は、友達の影響で、好きになりました。とても個性的でファッションセンスが高くてカッコイイ女の子の友達が、アダム・サンドラーのことが好きで、彼が結婚した時確かショックを受けていたんじゃないかな?そうして意識すると、気づけばわたしもアダム・サンドラーの作品や彼の事が好きになっていて、作品の優しさに知らないけれどきっとアダム・サンドラーの優しさが反映されているのだと、勝手に信じているわけです。

そして、今作 スティーブン・ブリル監督『Hubie Halloween』は、ヒュービーと言うアダム・サンドラー演じる、お母さんと住む純粋で優しく、芯のある心がとても強い、にも関わらず町のみんなにバカにされているハロウィーンが大好きなおっちゃんが主人公。歳をとったお母さんは、そんなヒュービーの優しさがわかっているからこそ、とっても心配。ヒュービーには高校生の頃から大好きで、高校ではみんなの憧れだった美しく人気者なジュリー・ボーウェン演じるヴァイオレット・ヴァレンタインと言う女性がいます。そんな彼女も結婚して離婚して、今は養子を3人育てるシングル・マザー。今でも美しさ、そしてヒュービーに対する敬意の変わらなさは、この映画のなかで語られている人に対する尊敬や敬意を持つことの大切さの芯となるキャラクターであると言えます。

ハロウィーンと言うお祭り騒ぎのイベントを軸に、悪ふざけがすぎる町の意地悪な奴らが次々と何かに巻き込まれ、おどろおどろしい影が付き纏います。ヒュービーは大好きなハロウィーンにみんなが安全に怖がれる様に1人町中を駆けまわります。でも、みんなに笑われ、からかわれるヒュービー、みんなを守る必要、あるの・・・?

お子さんも楽しめる、ファミリー向けのコメディになっています。

日本でも気がつけばハロウィーンにお菓子をもらいにいくイベントをするようになりましたよね。元々は古代ケルト人、ヨーロッパに渡来したインド・ヨーロッパ語族ケルト語派の言語を用いていた民族のお祭りなので、もはや日本で盛り上がる意味が全く分からないのですが。今年は、コロナの影響もあり、子供たちも Trick or Treat と言いながらお菓子をもらいに各家庭へ伺うのは難しいだろうと思いますので、ハロウィーンにちなんだ映画をみんなで楽しめたらイイなと思います。

わたしがアメリカで1年間ホームステイさせていただいたご家族は、ハロウィーン時期に毎年映画を観るのがファミリー行事でした。アメリカではその時期に合わせてホラー映画が色々公開されていて、わたしはあまりホラーが得意ではないので、その時は際どく無い作品を選んで映画館へ足を運びました。家庭で作ってくれたパンプキンパイが本当に美味しくて、温かいパンプキンパイの上にたっぷりホイップクリームをトッピングしてもらって、口の中で2つの甘味がとろっとろにとろけてまじわるのは本当にこの時期の極上スイーツでした。

スティーブン・ブリル監督『Hubie Halloween』この作品の終わりに、キャメロン・ボイスへ捧げるとメッセージがあります。

キャメロン・ボイスは、2019年7月に20歳で急死された、ディズニーチャンネルから人気に火がついた役者で、2010年公開の映画『Grown Ups』と2013年公開の続編『Grown Ups 2』でアダム・サンドラーが父親役を演じています。今作、スティーブン・ブリル監督『Hubie Halloween』でも、出演予定でした。キャメロン・ボイスの死去を受け、同じディズニーチャンネル出身で親友のカラン・ブラァとペイトン・リストが出演しています。心が張り裂けそうなお話ですが、この映画で沢山笑わせてくれるアダム・サンドラー、カラン・ブラァ、ペイトン・リストの姿に沢山の勇気をもらった想いがします。

アメリカのおバカな、ど・コメディ、スティーブン・ブリル監督『Hubie Halloween』気が向いたらお試しください。Happy Halloween!

ではまた来週、映画の話をしましょうね。

オノユリでした。

Midnight Runners

2017年製作/108分/韓国
原題:Midnight Runners
配給:クロックワークス

監督:キム・ジュファン

Cast

Credited cast:
Seo-joon Park Seo-joon Park パク・ソジュン Hwang Ki-joon ギジュン
Ha-Neul Kang Ha-Neul Kang カン・ハヌル Kang Hee-yeol ヒヨル
Dong-il Sung Dong-il Sung Professor Yang

 

コエボンラジオをお聴きのみなさんこんばんは。「オノユリの映画の話をしましょうよ」のお時間です。

先週、渋谷のTSUTAYAさんのお話をしました。リニューアルし、約6000タイトルの映画のVHSビデオを揃えた「渋谷フィルムコレクションコーナー」を新たに設置。4階・5階の映像レンタルフロアをリニューアル。「日本最大級の映画ミュージアム」をテーマに、特に、洋画、邦画、アニメの在庫が大幅に拡充されています。

VHS作品が揃う「渋谷フィルムコレクション」では、DVD化されていない作品や、廃盤になった作品などを扱うそうで、もうわくわくしながら、渋谷へ行って参りました。渋谷駅のど真ん前にあるTSUTAYAさんは、人混み溢れる渋谷のイメージとぴったりシンクロしていたので、あまり入ることがなく、こういうきっかけがあると実はとってもありがたいのです。目的なく中々入れないので(笑)

目的のフィルムレンタルフロアは所狭しとDVDとVHSの棚・・・圧が凄い!!棚を見て回るだけで楽しい!わたし、TSUTAYAさんのポップやおすすめ映画のセレクションとか好きで、家の近くにショップがある時は、いつも借り放題を契約して通っていました。契約内容が変わったり、引っ越したりで、今は中々通えなくなってしまったのですが、たまにショップに来るとやっぱりトキメキが止まらないですね〜!ついつい目的を忘れて新作コーナーや名作コーナー、監督でくくられたコーナーで時が経つのを忘れてしまって(汗)早速検索機を使って、いつもみなさまに情報提供をお願いしている『JUST A GIGORO』を検索したところ・・・在庫:取扱なし・・・

ちょっと諦められなくて、VHSコーナーとDVDコーナー監督名前別にしっかり確認し、しょぼしょぼ帰路へつきました。

『JUST A GIGORO』の当時の配給会社、テレキャスジャパンも調べてみたのですが、1987年に破産していることが分かり、現在問い合わせ先も行き止まりとなっております。意外に図書館にあるのでは?と思っているので、引き続き探してみます。ぜひ、情報がありましたら、「オノユリの映画の話をしましょうよ」を提供しております、一般社団法人日本タレント協会まで、メールでお知らせください。メールアドレスは、jca@jat.or.jp 、件名は「オノユリの映画の話をしましょうよ」で、よろしくお願いいたします。

では本日ご紹介するのは、こんなしょぼしょぼ気分の日にうってつけ!しょぼしょぼなんて吹っ飛ばせ!

3大要素は 情熱・執念・本気!!

Midnight Runners

2017年製作/108分/韓国
原題:Midnight Runners・邦題:ミッドナイト・ランナー
配給:クロックワークス

監督:キム・ジュファン

INTRODUCTION & STORY

映画『ビューティー・インサイド』やドラマ「彼女はキレイだった」「花郎<ファラン>」のパク・ソジュンが何でも行動が先走ってしまう血気盛んなギジュン役を、映画『二十歳』やドラマ「ミセン-末生-」「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」のカン・ハヌルが常に原理原則を考えて理論のみを掲げるヒヨル役を演じ、韓国を代表する若手実力派俳優が豪華W主演を果たしたことでも話題を呼んだ本作。頼るものは専門書籍から得た知識と若さだけの警察大学生が実践捜査に着手するというストーリーが従来の警察映画とは一線を画し、正反対コンビが無謀な捜査に取り組む過程をコミカル且つ、体当たりのアクションシーン満載で描かれ、観るものを飽きさせない。韓国動員550万人を突破した、まさにダークホースとも言える大ヒット作!

警察大学で勉強し始めて2年になる熱血学生、行動派のギジュンと頭脳派のヒヨル。親友の2人は外出先で偶然、拉致現場を目撃する。学校で学んだとおり警察に通報するも複雑な手がかりと不足した証拠で捜査は一向に進まず、1分1秒と緊迫した中で時間だけが過ぎていく。ギジュンとヒヨルは自らの足で直接捜査を始めるが、予測不能な状況に出くわすこととなり…。(ミッドナイト・ランナー 公式HP: http://klockworx-asia.com/midnightrunner/#smooth-scroll-top)

Multifunctional FILMANIA

パク・ソジュンさんの作品を思い起こすと、映画『ビューティー・インサイド』確かに、鑑賞しているんですよね。その他にも、確かに他の作品でも色々彼の作品を鑑賞しているかも・・・と思いつつ、これしか思い浮かばないんです。ドラマ『梨泰院クラス』。この作品を鑑賞しているので、むしろ他の映画のパク・ソジュンさんが思い浮かばなかった程です。髪型を含め、パク・ソジュンさん演じる、主演パクセロイのキャラクターの素晴らしさですよね、きっと。日本での記録的な大ヒットにも衝撃を受けました。パクセロイの髪型が特徴的なので、パク・ソジュンさんが出演している他の作品でかっこいいなぁ〜と思いつつ、同一人物として認識していませんでした(汗)さすが韓国の俳優はやはり実力が高い・・・と言う証明もこんなところでしてしまいました。

さ、『梨泰院クラス』ロスの方、「ミセン-末生-」にどハマりした方、まだ現実世界に戻って来れなくても大丈夫ですよ。キム・ジュファン監督の『Midnight Runners』があります。そして、とっても面白くて、気分爽快にしてくれます!

舞台は警察大学入学の日から始まります。わたしの朧げな記憶を遡ると、1984年のアメリカ映画『ポリスアカデミー』の韓国版とも言えるかもしれません。

パク・ソジュン演じるギジュンとカン・ハヌル演じるヒヨルは性格や育ちが正反対。入学式でお母さんが別れを惜しみギジュンを抱きしめる姿に心を打たれた瞬間に、ヒヨルが父親のハグを断る姿を見て、「そうよね、これが現実よね。」なんて1人で納得するわたし。お互い気が合わないスタートから、2人の性格が露呈していき親友に。物語の展開も、セリersフのやりとりも往年のハリウッド映画の大エンターテイメント作品を鑑賞しているかのような感覚があり、韓国映画を食わず嫌いで苦手と思われている年配の方も楽しめます。なぜなら、普段韓国映画やマニアックな映画をあまり鑑賞しないわたしオノユリの父親も気づくと隣で夢中で楽しんでいたので、これは間違いありません。

そして韓国映画ならではの、生々しい表現方法も時折あり、ドキリ!とさせてくれます。思わず父親はこの表現にもついて来られるのか?とちらりと確認しましたよね(笑)それはさておき、この映画のエンディングは韓国らしいなぁと思い、うちの父と関心してしまいました。こうしたエンターテイメント作品のハリウッド映画や邦画との違いをきちんと韓国映画では表現できる事、そして大きな表現ではなくても、その国らしさが滲み出る事に、感銘を受けました。

キム・ジュファン監督『Midnight Runners』邦画タイトルは『ミッドナイト・ランナー』。「梨泰院クラス」鑑賞された方にはぜひ鑑賞していただきたいです。そして、韓国映画に対し食わず嫌いの意識がある方にもオススメですし、なんだか鬱々とした気持ちの方、わたしもしょぼしょぼの心でしたが、疾走感のある、とんでもない肉体美のある、圧倒的に不利な状況下で努力や根性と本気度でズタボロになって魅せてくれるアクションに、気持ちも紛れました。

ぜひ、お楽しみください。

そして、コエボンラジオ『オノユリの映画の話をしましょうよ』で、わたくしオノユリへお話希望の映画があれば、是非リクエスト下さい。一緒にエピソードもお寄せいただけると嬉しいです。

リクエスト先メールアドレスは、jca@jat.or.jp 件名は「オノユリの映画の話をしましょうよ」でよろしくお願いいたします。