Annihilation ー 全滅領域 ー

2018年製作/115分/イギリス・アメリカ合作
原題:Annihilation(アナイアレーション)

監督:アレックス・ガーランド

主演:ナタリー・ポートマン

こんばんは。

ここ最近、みんなで楽しもう!エンターテイメント最高!な作品を紹介させていただいていました。どの映画もワクワクが止まらない、考えることなんて忘れてしまう作品ばかりです。

さて、連休も明けましたし、少し趣向の違った作品を選んでみました。

『アナイアレーション ー全滅領域ー 』です。

Netflix製作映画で、ジャンルは SF・ファンタジーになります。

秘密任務から生還した夫が危篤状態に。最愛の人を救うべく、生物学者のレナは政府が封鎖した地域へと足を踏み入れる。その異様な世界で、彼女は一体何を見たのか。

2015年のヨルゴス・ランティモス監督作品『ロブスター』、2000年のターセム・シン監督 ジェニファー・ロペス 主演『ザ・セル』の映像がフラッシュバックしました。今作、アレックス・ガーランド監督の『アナイアレーション ー全滅領域ー 』との共通点は、SF作品である事はもちろんですが、どれも狂気の沙汰のような美しさの中にとても暗い闇がある事でしょうか?気づくと姿勢悪く画面に前のめりになっていました。毒というのは、人を虜にします。毒とわかっていても、タバコやお酒を人は好んで摂取しますから。

 

(https://eiga.com/movie/88710/ 映画.com

アレックス・ガーランド監督は、2000年にダニー・ボイル監督、レオナルド・ディカプリオ主演の作品『ザ・ビーチ』の原作小説、『ビーチ』の原作者です。2015年SFスリラー「Ex Machina」でオリジナル脚本で監督デビューを果たし、英国インディペンデント・フィルム・アワードの脚本賞・監督賞をダブル受賞し、第88回アカデミー脚本賞にもノミネートされています。

今作、『アナイアレーション ー全滅領域ー 』では『レオン』から始まり『ブラック・スワン』でオスカー女優賞を受賞した知性派女優 ナタリー・ポートマンを主演に迎えています。

『アナイアレーション ー全滅領域ー 』は、ナタリー・ポートマン演じる元兵士で生物学者のレナの夫が唯一の生存者で、なぜ危篤状態になったのかを探るために政府が封鎖した地域へ、心理学者、人類学者、物理学者、救急医療隊員、の女性4名のチームに自ら志願して加わります。政府がエリア封鎖した理由は、突如フロリダ州の灯台に発生した謎の光、シマー、が拡大し続けていて、このままでは州・国を越えていくと判断されるが、シマーの中は不可解で調査も全く進まない状態の為でした。

この光、シマーが、作品の中では、巨大なシャボン玉のように表現されていて、シマーの内部は突然変異の花々が美しく咲きほこっていますが、そこに登場する生物はホラーです。

原作、ジェフ・ヴァンダミアのSF小説『全滅領域』は3部作の1作目として2014年に発行されています。ストーリーはほぼ原作そのものということから、文字として表現されているこの宇宙を映画としてわたしたちの目に映し出した監督にも、原作者にも脱帽。まるで、映画を鑑賞しているわたしたちが理解するスピードに合わせてくれているかのように丁寧にひとつひとつ解き明かされていく細胞のパンドラの蓋を開けるたびに、謎に突き落とされているかのようでした。「わかったぞ!そういうことか!」とおもった瞬間に、「で、何がわたしはわかったのかぜんぜんわからない。」というような恐怖。

映画の鑑賞後には、『アナイアレーション ー全滅領域ー 』という、異世界から帰ったあなたの全身は軽い疲労に見舞われているでしょう。でも、無事帰還できた喜びも少なからず同時に感じているはずです。

いかがですか?時にはこんな冒険も、してみませんか?

オノユリ

 

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