The Book of Henry

2017年製作/105分/アメリカ

監督:Colin Trevorrow (コリン・トレヴォロウ)

出演者

Naomi Watts Naomi Watts ナオミ・ワッツ Susan Carpenter
Jaeden Martell Jaeden Martell ジェイデン・マーテル(ジェイデン・リーバハー) Henry Carpenter (as Jaeden Lieberher)
Jacob Tremblay Jacob Tremblay ジェイコブ・トレンブレイ Peter Carpenter
Sarah Silverman Sarah Silverman サラ・シルバーマン Sheila
Dean Norris Dean Norris ディーン・ノリス Glenn Sickleman
Lee Pace Lee Pace リー・ペイス Dr. David Daniels
Maddie Ziegler Maddie Ziegler マディー・ジーグラー Christina

『The Book of Henry』、2017年のコリン・トレヴォロウ監督作品。コリン・トレヴォロウ監督『ジュラシック・ワールド(2015)』(ジュラシックパークの4作目にあたる)続く、『ジュラシック・ワールド/炎の王国(2017)』 (ジュラシックパーク5作目)では共同脚本・製作総指揮、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019)』では2017年に降板し、共同脚本。

今作、『The Book of Henry』の存在を全く知らず、めぐりあい惹かれて物語も何も知らずに鑑賞。出演者は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督『21グラム(2003)』ピーター・ジャクソン監督『キングコング(2005)』のナオミ・ワッツ。アンディ・ムスキエティ監督『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017)』セオドア・メルフィ監督『ヴィンセントが教えてくれたこと(2014)』ライアン・ジョンソン監督『ナイブズ・アウト(2019)』のジェイデン・マーテル(『The Book of Henry』当時はジェイデン・リーバハー)。それから、彼が出演しているのに、なぜ『The Book of Henry』が日本で公開されなかったのか謎すぎるレニー・エイブラハムソン監督『ルーム(2015)』スティーブン・チョボスキー監督『ワンダー 君は太陽(2017)』のジェイコブ・トレンブレイ。

このキャスティングだけで既に成立しているとすら思えるキャスティング。なのにも関わらず、日本未公開、挙げ句の果てには、映画批評家からは酷評の嵐。そんなものは知らん、と言う方、わたしもよ。

もう一人、ご紹介を。美しいマディー・ジーグラー。彼女は、雑誌『タイム』による、「2015年最も有力な10代」の一人に選出され、2020年公開予定の『ウェスト・サイド・ストーリー』のヴェルマ役も決まっている、女優・モデル・ダンサー。彼女の大人びた美しさが、今作『The Book of Henry』でとても魅力的に心に引っかかる。もちろん、ナオミ・ワッツも美しくて可愛いです。

物語:With instructions from her genius son’s carefully crafted notebook, a single mother sets out to rescue a young girl from the hands of her abusive stepfather.

隣に住む同級生が危険にさらされていることを察知した11歳の少年。彼女を救おうと考え抜いた作戦をノートにまとめていく。

立て続けに2度鑑賞しました。最初は英語の字幕をつけていたのですが、余すところなく味わい尽くしたくなりまして、2度目は日本語字幕をつけて。2度目の鑑賞は、感慨が既に芽生えていて、オープニングから面白かったです。希望通り余すところなく味わいました。

ナオミ・ワッツ演じるスーザンの息子、11歳の長男Henryと次男Peter。もうすぐ12歳になるHenryがいい男で、一家の大黒柱を担っていて、こんな息子との生活があり得るのなら、子供を産む未来も考えられる・・・、いや確率的にHenryが生まれてきてくれない。Henry は誰もが認める天才だけれど、 Peter と過ごす時の Henry の子供の感性が遠い過去を見つめるような大人の目をわたしたち(鑑賞者)にさせる。また、同時に Peter の素晴らしい才能に気づかされもする。Peter の無邪気さ、対等さがあるからこそ Henry が Henry でいられるのだ。劇中のスチームパンクな要素に、とても心くすぐられます。オープニングから夢中になっちゃう。ヘルメットの『侍』にもときめく。

ノート好きとしては、Henry のノートも Moleskine でお見掛けしたい・・・。家中 Moleskine になってきて最近困ってもいますが・・・。

サラ・シルバーマン演じるスーザンの友人、シーラと Hank の関係も、ぐっとくる。日本ではちょっとみかけないであろうタイプの女性シーラ。彼女の時代遅れ感と、燃え尽きちゃった感、漂うだろうお酒と濃い化粧の香りまで、この映画の中では愛おしい。

なんだかいろんな感情を使ってくたびれちゃった時、感情が欠けてる時、新しいものに触れたい時・・・わたしは、自分の出演する作品の撮影が終わってからある種の感情が芽生えないなぁと思いつつ、それでも普通に生活出来るし「まぁ、いいかぁ」なんて思っていたんだけれど、ようやくこの映画で少し自分が帰ってきたような、そんな気持ちになれました。

もし、ご自身が当てはまるようなら、お試しくださいね。

オノユリ

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