コエボンラジオをお聴きのみなさん、こんばんは。10月2日土曜日の女優オノユリの映画の話をしましょうよ、のお時間です。

2週に渡ってゲストをお迎えしての放送でしたが、お楽しみいただけていましたか?わたしくし、オノユリは、こうして1人でみなさんに映画のお話をするのも、好きなように掘り進められて好きですし、やはり映画好きなとお話をするのは色々な気づきがあって楽しいな〜と改めて思いました。これからも色々このラジオのコーナーで試せたら良いな、と思っております。では、本日の映画のお話、しましょうか。

Cinderella

2021年製作/112分/イギリス・アメリカ合作
監督:Kay Cannon ケイ・キャノン
原題:Cinderella

FILMANIA 映画の話をしましょうよ

シンデレラのお話って、今まで何作品観てきたかな?何冊本を読んだかな?なんてこの映画のCMを見かけたときからずっと思ってきたことで、ディズニーの実写版「シンデレラ」もまだ記憶に新しくて、新たな実写版を作る必要なんてあるの??とついつい思ってしまっていました。ディズニーの「シンデレラ」が素敵であれば素敵であるほど、ハードルは上がります。ですが、映画のCMのキャスティングをみて、ちょっと見ずにはいられないじゃない!と内心ときめいてしまったのもまた事実です。

ただね、わたくしオノユリ、あまりラブストーリーが得意じゃないんですよ。正直、キャスティングにはそそられるけれども、このシンデレラにわたしを動かすだけの魅力があるかどうか・・・う〜ん、どうだろ? 笑 自分で言ってて腹立ちますね。だまれ!この野郎!笑

ではまず、魅力的なキャスティングからご紹介しましょう。

CAST

Camila Cabello

Camila Cabello as Cinderella シンデレラ カミラ・カベロ、キューバ生まれのシンガー・ソングライター

Billy Porter

Billy Porter as Fabulous Godmother 親切な魔法使い ビリー・ポーター!この方を映画で観られるなんて!歌声も聴けるなんて!!NYのブロードウェーで「Kinky Boots」を鑑賞して超絶感動しました!しかもその時2度か3度鑑賞したのですが、2月14日のバレンタインの日は、公演後に出演者がファンレターを読み上げ、ファンレターを書いた方をステージに呼んだかと思うと、突如パートナーへの公開プロポーズが行われたんですよ!!もう、この日を生涯忘れない!!ってステージから遠く離れた席で感激しながらお2人の幸せを願い、願わくばわたしの幸せも願ったわけです。ビリー・ポーターはミュージカル「Kinky Boots」で2013年にローラ役でトニー賞を受賞しております。2019年のアカデミー賞でタキシードドレスを着用して以来、その個性的なファッションセンスにも注目が集まります。様々な視点からのアイコン的な存在でもあります。わたしの中ではとにかくかっこいい!言うならば、自分を貫く、自分を否定せずに愛する、強さとかっこよさのアイコン、象徴かなぁ。彼の生き様に、勝手に色々付属させてしまっているようで申し訳ないような気もしますが、弱い存在・無名な自分の代弁者のような気がしてしまう人は多いと思います。

Nicholas Galitzine

Nicholas Galitzine as Prince Robert 今作の王子様役は、ニコラス・ガリツィン。イギリス、ロンドン出身で、現代的なルックスの王子様です。コメディ色の強い今作の中で、ルックスよくておバカな王子様の立ち位置なのかな…とありふれた展開にちょっと物足りないかな…と思っていましたが、案外そんな事ありません。「人間」が描かれているなと徐々に作品にのめりこんでいったのはこの王子様の描かれ方が良かったからかもしれません。

Idina Menzel

Idina Menzel as Vivian シンデレラの継母役にイディナ・メンゼル!ハイ!来ました!イディナ・メンゼル!もう確実にこの映画を鑑賞しなきゃいけない映画に押し上げる、わたしの大好きなイディナ・メンゼル!オノユリのiPhoneの待受はイディナ・メンゼルとクリスティン・チェノウェスの「Wicked」です。もうこの人の声も姿も無条件に大好き!

Pierce Brosnan

Pierce Brosnan as King Rowan 考えの古い王様役を演じるのは、ピアース・ブロスナン。なんとも言えず、この役がぴったりでした。

Minnie Driver

Minnie Driver as Queen Beatrice

Tallulah Greive

Tallulah Greive as Princess Gwen

Maddie Baillio

Maddie Baillio as Malvolia

Charlotte Spencer

Charlotte Spencer as Narissa

James Corden

James Corden as James ネズミ時々従者を演じるのは 忘れちゃいけないジェームズ・コーデン。彼は今作のプロデューサーの1人でもあります。彼の番組 “Carpool KARAOKE” でCamila Cabello, Billy Porter & Idina Menzel がシンデレラのプレミアに行く回があって、それを観た瞬間に、「Cinderella」配信ではあるものの、心のなかで「走りました」ね。映画館へ裸足で走ったと言う意味で走りました。何だこの豪華キャストは。と。”Carpool KARAOKE”でこのメンツで Defying Gravity を歌った時は、わたしももれなく歌いました。Camila Cabello, Billy Porter, Idina Menzel 、オノユリ&ジェームズ・コーデン。

キャスト紹介しながら、だいぶ盛り上がりのピーク来ちゃったのですが、今作の見どころのポイント

  1. 歌とダンスのレベルの高さが異常
  2. コメディ色強めでファンタジーなシンデレラなのに人間味のリアリティがある
  3. これくらいやってくれてありがとう「固定観念(こていかんねん)」はもういいよ

1. 歌とダンスのレベルの高さが異常

この映画に、村人1、とかいないんですよ。シンデレラが嫌味言われちゃうシーンとか、いるかも知れないけど、もうそこは「いない」で断言させてください!ダンスシーン、歌唱シーン、最高なんです。もう、かっこいい!名もなき役のひとりひとりのレベルが高くて、村人のシーンだけでも満足度が凄い高いです。

2.コメディ色強めでファンタジーなシンデレラなのに人間味のリアリティがある

今作、カミラ・カベロ演じるシンデレラがあんまりかわいそうじゃなくて、その理由が彼女に明確に夢があって、その夢に向かってとても生き生きと生きているからなんです。ただ、このシンデレラの生きる社会では女性は結婚して家にいることが当たり前で、男性のように外で商売をするなんてもってのほか。と言う価値観の「古風」な社会なんです。それがね、シンデレラっていう誰もが知っている魔法使いの出てくるファンタジーな作品なのに、しっかりとリアリティを感じる理由なんです。主人公はシンデレラですが、群像劇のようにキャラクターに背景があり、それぞれの葛藤が分りやすく伝わってきます。その心情を含み歌う名曲たちにリアルに震えます。さっきまで笑わせてくれてたのに、いきなりここで本気のパフォーマンス!!って揺らぎが、季節の揺らぎで疲れている心に染みるんでしょうね。。。

3. これくらいやってくれてありがとう「固定観念」はもういいよ

2番めのポイント、古風な社会で自分の夢に向かって生き生きと生きるシンデレラで既に触れていますが、「固定観念」はもう良いよ。ですね。「お金持ちと結婚することが女の幸せ」こそがファンタジーです。映画で王子様のセリフであるのですが「舞踏会でひと目会ってダンスした女の人と結婚して、その後の一生を一緒に過ごすの?」なるほど、今まで疑わなかったけれど、Happily Ever After「めでたしめでたし」の哲学って凄い、凄すぎる。でも、シンデレラのおとぎ話に憧れて、王子様に見初められるその日を楽しみにしていた時代は紛れもなく長いことこの社会に存在していました。だからこそ、映画の中でこれくらいやってくれてありがとう。男の子女の子関係なく、好きなものに憧れればいい。自分の人生を切り拓くために強く願って、そのエネルギーで行動してみればいい。改めてはっきり、そうおもいました。考え方を変えるって難しいですが、日本の教育も時代に合わせてどんどん変わってきています。せっかく教室で固定観念をとっぱらおうとしても、お家に帰って固定観念でガチガチに固められてしまったら、なかなか難しいことが多いと思います。なので、時代を担う若者だけでなく、世代を超えて楽しんでもらいたい映画です。この映画が「固定観念」を取っ払う小さな小さなきっかけにでもなるといいなと思います。そのためには、鑑賞するときに、もう何も考えないで全力で映画に浸って楽しむことがすごい重要なことだなと今回感じたので、もう全力で、知ってる歌があれば歌って、踊りたくなったら踊って。もう、まさに、わたくしオノユリの今回の「シンデレラ」の楽しみ方は、これでした。ひとりでめちゃめちゃうるさく楽しみました。時々〆鯖つまみつつ・・・。

では、本日の映画は 2021年9月3日からAmazon Prime Videoで独占配信がスタートしました、ケイ・キャノン監督 カミラ・カベロ主演「Cinderella」のお話でした。お話途中で少し触れましたけど、夏が過ぎて気温の差があったり、台風の影響があったり、割と体や心がちょっとお疲れモードな方多いんじゃないかな?と思うんです。季節の変わり目だけじゃなくて、お仕事のストレスもあったり、複合的に色々抱えているんじゃないかな。わたし自身、いいニュースがあって飛び上がるほど嬉しい事があった直後に、信じられないほど落ち込む事があったり、それだけで心がくたくたになります。くたびれてて、映画もなぁ…なんて思っていたのですが、この「Cinderella」を鑑賞して、心がうるおいました。わたしって単純だなぁ。と思いますが、もしよかったら、試してみてください。あなたの心がすこおし楽になったらいいな。

ではまた来週、映画の話をしましょうね。

オノユリでした。