コエボンラジオをお聴きのみなさんこんばんは。10月16日土曜日のオノユリの映画の話をしましょうよのお時間です。

みなさん、映画観てますかーーーー!?今週はなぜかわたしの落ち着きがなくて (笑)いつもの事じゃないんですよー。いつものんびりとパン屋いたりパン食べたりして過ごしているのですが、今週は予定がしっかり詰まってまして、個人的には忙しい方がいいのですが、問題が一つ。

映画に浸る時間が足りなくなってしまう事なのです。

そうするとなんだか心のゆとりが足りない気がするんですよね。ラジオでお話する映画の選択肢が狭まってしまった気がして。ねー?お仕事熱心でしょー??このお仕事熱心ぶりを買われて、お仕事のご依頼が増えますよーに!

さて、本日お話する映画は嘘みたいな本当の話。うーん、嘘ばっかりの、本当の話?いやいや本当なんだけど嘘はいっぱいついているお話。

バリー・シール アメリカをはめた男

2017年製作/115分/G/アメリカ
監督:ダグ・リーマン監督
原題:American Made

STORY

トム・クルーズがパイロットからCIAエージェントに転身し、麻薬の運び屋として暗躍した実在の人物バリー・シールを演じるクライムアクション。バリーの嘘のような人生がアクション&コメディ要素満載で描かれる。

敏腕パイロットとして民間航空会社に勤務するバリー・シールのもとに、ある日CIAのエージェントがやってくる。CIAのスカウトを受けたバリーは、偵察機のパイロットとしてCIAの極秘作戦に参加。作戦の過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、バリーは麻薬の運び屋としても天才的な才能を開花させる。エージェントとしてホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをする破天荒な動きをするバリー。そんな彼にとんでもない危険が迫っていた……。監督は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に続き、トム・クルーズとタッグを組むダグ・リーマン。

映画.com

FILMANIA 映画の話をしましょうよ

今回、いろいろ映画を見た方の感想を読んでみたんです。おおむね良好なのが少し意外でした。大きく二つの感想に分かれていました。

1.トム・クルーズがパイロット役を演じていることがかなり胸あつ。(そして、確かにパイロット役、かっこいいんですよね。)

2.パブロ・エスコバルの物語を知った上でみたので、スポットライトのあたっていなかったアメリカ人の事実に驚愕!

勿論その他の感想を抱いた方も沢山いらっしゃって、とても参考になりました。

わたしはね、どちらかというとパブロ・エスコバルに大興奮した側なんです(笑)パブロのドラマを観て、その人生の華やかさに一瞬の煌めきに、心躍らせた瞬間からの顛末。物凄い濃厚な人生臭を感じて、自分の中に彼の人生の物語がべったり残る感じ?彼の人生そのものがドラッグのようです。

しかし、今回の物語の主人公はアメリカ人、バリー・シール。では、これから彼の残した伝説のお話をしましょうか。

【伝説その1】史上最年少で大手航空会社に合格し、CIAの極秘任務に抜擢されます

バリー・シールはたった15歳の若さで単独で飛行機を乗りこなし、弱冠16歳でパイロット免許を取得! さらに、その後TWA(トランスワールド航空)に当時の記録にして史上最年少で合格したという伝説を持ちます。

最初にその天才的スキルに目を付けたのは、CIA。その後、麻薬王からも仕事が舞い込み、次第にたった1フライトで1億円もの大金を稼ぐようになります。恵まれた操縦技術の才能があったからこそ成しえた技としか思えませんよね

https://tsutaya.tsite.jp/news/movie/37316101/

【伝説その2】薬物を機体から落とすためのハウツー映像を制作

CIAや麻薬王と取引をする傍ら、家族のことを誰よりも愛していたというバリーは、ホームビデオを撮影することが多々ありました。しかし、残されていたVHSには、家族の幸せな思い出のなかに、なんと飛行機からコカインを投下する様子が映し出されたものがあったとか!

バリーは麻薬の引き渡しを飛行機を飛ばした状態で行っていましたが、どのように地上に待機する人々と連携し、正確な地点に届けるのかを記録したビデオを制作していたとのこと…特殊な仕事だからこそ的確に仕事をこなそうとするバリーのビジネスセンスに技術だけではなし得ない彼の高いプロフェッショナルな姿勢から学ぶことは色々ありそうだけど、学んでいいのかしら?

【伝説その3】顧客相手との連絡は地元の公衆電話!舞い込む仕事が多すぎて、同時に何台もの電話を取り次ぐ

CIAや麻薬組織を相手に武器と麻薬の密輸ビジネスを繰り広げていたバリーは、フライト日を決めるために各顧客と連絡を取る必要があったのですが…その手段は公衆電話! さらに、当時の仕事っぷりが高く評価され大儲けしていたバリーには新しい仕事のオファーで公衆電話が鳴りやまず…片方の電話ではCIAと話し、片方の電話では麻薬王と話すなんてことも!? いつでも電話がかけられるように25セント硬貨が詰まったカメラバックを常に持ち歩いていたとの逸話も残っているそうです。

これらの伝説をまとめて一つの人物像を描いてみると、十代の頃からパイロットの天才的スキルを持っていて、誰よりも家族を愛し、仕事は的確にこなし公衆電話を独占していた。…そしてCIAや麻薬王からひっぱりだこだった。要するに、飛行機と家族が大好きで、強欲ではなく、与えられた仕事をじゃんじゃんこなす。バリー・シールってとてもシンプルな人だったのですが、ただただ彼の人生が乱気流に巻き込まれる飛行機そのものだったんですよね。で、その乱気流が、彼の祖国アメリカなんですよ。

監督を務めたダグ・リーマンは本作について「この映画を観る人は、この映画の多くの部分は真実に基づいているという事に驚くと思う。観客には心の底から映画の世界を楽しんでほしい。”驚いた。本当に事実に基づいているだろうか。”と思いを巡らせ、ネットで調べたりして、”本当に事実なのか”と驚嘆し、より深く事実を知ることに繋がれば嬉しい」

https://tsutaya.tsite.jp/news/movie/37316101/

と述べているんですね。そこでこの映画を鑑賞してはたと気づかれるかもしれません。彼は「アメリカをはめていない」のでは?と。むしろバリー・シールに選択肢があっただろうか?CIAと言う明らかに巨大な組織が、突然スカウトの声をかけてきて、そこに選択肢はあったのでしょうか?麻薬王の仕事をすることになった時に、選択肢があると思いますか?麻薬王の仕事をするバリー・シールの動きをCIAが掴んでいないわけがない。さて、あなたはバリー・シールの人生をどう思いますか?映画を鑑賞すると、ホームビデオに録画して残した彼の言葉の数々と、現在のアメリカの姿につながる歴史上行われたアメリカの極端に私的な動き、なんとも軽快に皮肉っている作品でもあるのでした。

ご興味を持っていただけたら嬉しいです。

ダグ・リーマン監督、トム・クルーズ主演「バリー・シール アメリカをはめた男」。勿論トム・クルーズが飛行しているシーンは、彼が操縦しています!嘘のような本当の、本当に嘘がいっぱいの実話の映画化作品です。

今回は、<映画.com><TSUTAYAオンライン>その他数々のサイトを参考にさせていただきました。

ではまた来週、映画の話をしましょうね。

オノユリでした。