韓国映画

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SUNNY

2011年製作/124分/PG12/韓国 原題:Sunny 監督:カン・ヒョンチョル 配給:CJ Entertainment Japan みなさんこんばんは。NEFFLIXの韓国映画はほぼほぼチェックしております、オノユリです。 今まで、人に勧められたり、日本国映画業界が推しても、そもそもサイト Netflixに促されたりしても、頑なに手を出してこなかった、韓国映画「SUNNY」を鑑賞しましたので、ご紹介させて下さい。 カン・ヒョンチョル監督による脚本・監督作品の今作、2011年制作の韓国映画「SUNNY」 あらすじ: 1970~80年代の洋楽ヒットナンバーの数々で彩られ、2011年韓国で740万人を動員したドラマ。夫や娘にも恵まれ、何不自由ない生活を送っていた42歳のナミは、ある日、母の入院先で高校時代の友人チュナと再会する。25年前の高校生時代、ナミやチュナら7人の仲良しグループはずっと一緒にいると約束しあったが、ある事件がきっかけで離れ離れになってしまっていた。病気に苦しみ、最後にみんなに会いたいというチュナのため、ナミは当時の仲間を集めようと決意。各地に散った仲間を訪ねる旅の過程で、再び人生に輝きを取り戻していく。監督は「過速スキャンダル」のカン・ヒョンチョル。(映画.com https://eiga.com/movie/57570/) 映画の冒頭から、すぐに私自身がこの映画を鑑賞しなかった訳がわかった気がしました。主人公42歳のナミが、懐かしくて足を止める、自分の娘が通う場所は、母校の女子校。高校生当時のナミを演じるのは、シム・ウンギョン、コメディ映画「怪しい彼女」の主演を演じていた彼女です。はい、蘇ってきました。わたしの女子校時代。これが理由だったかもしれません。なんてことはない、わたしには女子校時代の記憶があまりないのです。今でも大切な友達、まるでこの映画のように時間を吹き飛ばしてくれる友達はいるのですが、何故だか高校時代の記憶は、あまりないのです。それが、この映画を鑑賞しなかった理由かもしれません。ただですね、この映画を鑑賞して、どうしても観てもらいたいと思ったので、今回はご紹介させていただくことにしました。 出演者の女優陣が本当に素晴らしいです。同じ役柄を2世代の女優が演じているのですが、現代版側の大人女優陣が素晴らしいのはもちろんのこと、70-80年代の高校生を演じている女優陣がもう、本当にキラキラと眩しくて素晴らしくて、目が離せなくなりました。韓国の俳優はやっぱり凄い・・・。 こんなこと言ってはいけないかもしれませんが、わたしが今の社会に感じていることの一つで、女性と男性の立場の差があります。これは、決して文句ではありません。ただ、肌に感じることとしてお話ししていることです。まだまだ、日本の中では女性と男性の社会的立場には差があります。それは、そもそも植えつけられた、女性としての考え方と男性としての考え方に差があるからだと思っています。輝かしさを放つ女性が幸せになりたい・・・そう考えた時、何を思い浮かべるか?と言う事なんです。何パーセントの女性がわたしの思い描く回答を答えるのかはわかりませんが、だから「婚活」と言う言葉が世間にあふれているんじゃないかなあ?とわたしは思っております。 ただね、それは日本だけに言える事じゃなくて、韓国ではもっとその文化が強いのではないかな?とわたしは個人的に思っています。美容に敏感な韓国人の女の子のメイクやファッションを見ていると、なんとなくそんな印象が強いです。 そして、そう言った印象をわたしは韓国や日本の女性へ持っているので、この映画の強さや反骨精神、エネルギー、笑顔がすごく染みました。 女性がね、青春を駆け回って、喧嘩して暴れて、問題起こして、頭おかしくなっちゃったり、それを真っ当にさせたくてキレたり、怯えたり、怖がったり、恋に恋したり、仲間だのなんだのやって、一歩踏み出すともうそこに大人の世界があって、子供、夫、親の病気、義理の親や家族との問題、早くに結婚すれば離婚した時に就けるお仕事もすごく狭まる・・・そんな現実的なお話と、青春と、あっちゃこっちゃ色々ある、すっごく女の人の人生に当てはまる、そんなお話です。 「SUNNY」ぜひ見てみてくださいね。 […]